神話の時代より前の日本について 後編



「朝鮮半島から150万人もの渡来人が押し寄せた」などと言われている人もいますが、これもデタラメだと思われます。実は成人T細胞白血病ウイルスというものがありますが、このウイルスは幼少時に母乳を介して母親から感染します。このウイルスは、なぜか日本人特有のウイルスで、北海道から沖縄まで多数の人達が持っています。どれだけ調べても中国や朝鮮の人達からは発見されません。シベリアや樺太にいるツングース系と東南アジアを中心としたオーストロネシアの人達にはいます。ツングース語とオーストロネシア語には日本語との共通点も多いのに対し、中国語や朝鮮語は言語学的には日本語とほぼ共通点がないそうです。つまり、ツングース系とオーストロネシア系が南北から日本列島に流入して縄文人の先祖になった、という風に考えられています。

日本国内で成人T細胞白血病ウイルスのキャリアが多い地区は、まさに渡来人が多くやって来たであろう北九州が中心となっており、逆に渡来人が来たとは思えない東日本ではウイルスのキャリアが少ない事を考えると、渡来人が訪れたという説自体疑わしいものです。
本来ならば、渡来人が多く押し寄せた九州にキャリアが少なく、東日本には多くないとおかしな話ですが、実際は反対になっています。
つまり、日本の歴史は中国や朝鮮とは無関係に、そして連続的に形成されて発展してきたということがわかりました。考古学的にも渡来人とは無関係の証拠だらけなので。

で、弥生時代の神話の時代へと受け継がれていきます。

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